「希望格差社会」感想

この本は非常に面白かった。この本の大雑把な内容、論旨については自分が下手にまとめるよりは下記URLを参照した方が分かり易いと思う。
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感想としては、若い世代ほどこの本が言わんとしていることを皮膚感覚で感じ取れるんじゃないかなと思う。いうならば、自分達の周りを取り巻くもやもやとしたものがはっきりと輪郭をもって現れるような感覚だ。同時に、この問題は社会の構造的変化に問題なので個人でどうこうするには非常に難しい問題のように思える。つまり、政治的な問題として取り扱うべきなのではないかと、いうことだ。実際に政治を動かしている人たちはこの問題に気づいているのかな、と。もし気づいていないなら、この問題の当事者が声を上げていかなければならないんじゃないかな。そんなことを、思い浮かべました。