コミュニティをひとまとめに認識に認識する人が、何も特別なわけじゃない。

そのWebサービスを使っている人をひとくくりにまとめるのは簡単だけど、にちゃんねらーは!とか、はてなユーザーは!というような対象をひとまとめにした物言いは、いったい誰のことを言ってるんだろう?っていつも思う。
via コミュニティを全部ひとまとめにして認識する人たち

そういった言説は昔からあるし、どこにでもある。というかこれは何もコミュニティに限った話ではなく、各人の属性とかにも適応できる。はてなーは何も特定の思想を持った集団じゃないと言いながらも、一方で在日を目の敵にしたり、団塊は若者に遠慮しろだとか、mixi使いはリア充の巣窟だとか主張したり、このような感じのステロタイプな物の見方をしたりしてる人って実は少なくないと思う。

はてなにしてもそうだけど、コミュニティにおいて声の大きい人物や、やたら行動の目立つ人物ばかりがクローズアップされて、それを元にコミュニティの性質まで定義してしまうのは結構よくある事なんじゃないか。人間異質なものには無意識的に恐怖感を抱いてしまうものだから、そういう目立つ部分をピックアップしては鬼の首を取ったように振る舞う事をよく見かける。例えば、マスコミのネットに対するスタンスだとか。そういった行動の動機って意外に恐怖心だったりする。目隠しして、触ってみるものを当てるゲームとかたまにTVであるよね。子犬に触れて凄くびびってるのを見ながら笑ったりするけど、あながち笑えないかも。だって見えないもの、分からないものは実際怖いですもの。

逆だってしかりだ。松坂世代とか、東大卒とか、ね。こんな具合に逆に過剰に良く評価されすぎなケースもあると思う。いずれにせよ、目立つもの、突出している人を見て、コミュニティ、属性全体を判断するのは早計だな。

恐怖は時に人をとんでもない行動へ駆り立ててしまうけれど、恐怖から過剰防衛に走るのではなく、むしろ恐怖の正体を確かめる位の気持ちでいた方が物事を客観的に見ることができると思う。正体は案外子犬だったりするかもよ。蛇かもしれないけど。